201.「首を締めるか、撫でるか、どちらかにしてくれ」（どのみち死んでしまいそうだ）
202.二足歩行の獣。
203.「君を殺して、僕は生きる」（さよなら、おやすみなさい）
204.「バイバイ」という君を「また明日」で繋ぎ留める。
205.少しも触れないくせに、滅茶苦茶にしないで。
206.「君の言葉が本当で、僕が傷付いているからだろう」（涙の理由なんて、）
207.それは悲しい程の違和感だった。
208.完全勝利の罰ゲーム。
209.悪夢の中の、夢のようなひととき。(だって君に会えたんだ)
210.「離れたくないの」と噛み付いた。(引き止め方なんて知らなかった)

211.「僕が死んだら忘れていいよ」「君の許しがないと忘れることも出来ないの？」(どうせ忘れられない)
212.檻の中も外も、見える景色に大差なんてないのに。(捕まえた気でいるなんて、おめでたい奴)
213.「君の優しさは容赦がないんだ」
214.溶け出した劣情の味は。
215.燃やした純潔。(奪ったのか、守ったのか)
216.毒舌にのせたキャラメル。
217.雨音と君の告白。
218.遠雷に隠した記憶。
219.放り投げられた最終決定権。
220.盲目の悪魔、口無しの天使。

221.「あの人は、何処も見ていない目で色々なものを見つめていたわ」
222.銃口に一輪の花。(愛してしまったのだから仕方がない)
223.暗闇に眠る黒猫。(探してみせろと僕を試す)
224.悪いおとなの飼い方。
225.愛された欠陥品。
226.「僕が返さなかったから、君は何も持たなくなってしまったの？」
227.万能薬と不治の病。
228.「一人でも平気だけど、一緒に居たいよ」
229.呪われた愛情表現。
230.美しきなまくら。

231.君と僕との裏切り行為。
232.「あなただけがわたしを、」(××××というのに)
233.誰が棺の蓋を閉めたのか。(誰が中に眠っていたというのか)
234.愛しくなるたび、かさぶたを剥がす。(いつまでも治らない傷心)
235.希死念慮に殺された殺人衝動。
236.変態共の芸術。
237.「君の言う『好き』が好きだったよ」(願わくばもう一度だけ)
238.あなたによく似た他人。
239.わたしを連れ出すあなたの手。(行き着く先が何処だって)
240.乱暴な言葉、優しい口吻。

241.きっと君は許してくれない。
242.「服従する相手を間違えていないかい？」
243.掠れたペン先が雄弁に語る。
244.「抱き締めた腕が優しいと決めるのはお前じゃないよ」(ともすれば、抱き潰してしまうくせに)
245.慇懃無礼な侵入者。
246.同じ顔、違う笑顔。
247.諦めの美学。
248.温もりが熱に変わるまで。(あなたの特別になりたいんだ)
249.幸運泥棒の足音。
250.「誰も見ていなかったよ、君のことなんて」「そうね、あなただけ」

251-300